ダイエットの停滞期とは？

ダイエットを続けていると、ある時期から体重が減らなくなったり、逆に増えてしまったりすることがあります。長い人は数カ月間この状態が続くことがあります。これをダイエットでは「停滞期」と言います。この「停滞期」を乗り越える方法の一つがチートデイです。今日は停滞期を抜け出すためのチートデイについて詳しくご紹介していきます。

チートデイとは？

チートデイとは、ダイエット中に1日だけ好きなものを好きなだけ食べる日です。ダイエット中は食事制限をするため、身体が飢餓状態だと勘違いし、エネルギー消費を抑えようとする働きが強まります。チートデイを設けることで、この状態をリセットし、停滞期を打ち破ることが期待できます。

チートデイの効果

基礎代謝の向上

一気にカロリーを摂取することで、身体に「飢餓状態ではない」と認識させることができます。これによって基礎代謝が上がり、エネルギーが消費されやすくなります。

ホルモンバランスの改善

ホルモンバランスを整え、ダイエット効果を高める可能性があります。ダイエット中は食事制限を行うため、栄養素が不足している状態です。チートデイではそういった普段、不足している栄養素を補給するという側面もあります。

精神的な安定

ダイエット中のストレスを解消し、モチベーションを維持することができます。ダイエットには我慢が付きもの。ですが何もご褒美もなく我慢するのは本当に大変です。そこでこのチートデイをご褒美にしてモチベーションを維持しましょう。

チートデイの注意点

やりすぎは禁物

チートデイは頻度が多くなりすぎないようにする必要があります。頻度が多すぎて、チートデイで増えた体重を戻すだけのダイエットになってしまい、体重が減らすことが難しくなります。

中途半端に行わない

チートデイの日はしっかり満喫しましょう。中途半端に夜だけ外食をする、普段の食事にデザートをつけるではなく、朝から好きなものを好きなだけ食べて、もうしばらくは食べなくていい、と思えるくらい食べましょう。

メリハリをつける

一度チートデイを行ったら、次の日からしっかり元の食事に戻しましょう。ここでチートデイの名残で間食が増えたり、食事のカロリーが上がってしまったりすることが多いです。チートデイが終わったらしっかり自分の目標に向けてもう一度頑張っていきましょう！

チートデイの具体的なやり方

頻度

月に1～2回程度がおすすめです。週1で行うというのがよく見られますが、そうなると平日にかなりカロリーの制限を行わないといけなくなりますので、仕事への影響が出ることも考えられます。特に運動習慣が少ない人はなるべく頻度を下げた方がいいです。

食事

普段我慢しているものを好きなだけ食べましょう。ストレスを解消して、明日からのダイエットをもう一度頑張るためのエネルギー補給です。チートデイの日だけは割り切って食べないと損です！

量

普段の食事の2倍程度のカロリーを目安にしましょう。そこまでカロリーを気にする必要はありませんが、あくまでも目安ですので、これを超えてしまっても問題ないです。

タイミング

停滞期を感じ始めたら、チートデイを設けるのがおすすめです。決まった周期でチートデイを行うこともありますが、多くはこのパターンです。停滞期で上手く体重が減らず、ストレスが溜まっているときに行います。もちろん定期的にチートデイを行っても構いません。我慢ができる人は停滞期まではしっかり頑張れると理想的です。

停滞期を乗り越えるために

チートデイ以外でチートデイを乗り越える方法を簡単にご紹介します。

運動を取り入れる

有酸素運動だけでなく、筋肉をつけるための筋トレも効果的です。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足は代謝を低下させる原因になります。

ストレスを解消する

ヨガや瞑想など、リラックスできる時間を作りましょう。

食事のバランスを整える

三大栄養素をバランス良く摂取することが大切です。

専門家に相談する

どうしても体重が減らない場合は、医師や栄養士に相談してみましょう。

まとめ

チートデイは、ダイエットの停滞期を乗り越えるための有効な手段の一つですが、やり方によっては逆効果になることもあります。ご自身の体質や生活習慣に合わせて、適切な方法で取り入れてみましょう。