順調にダイエットが進んでいたのに、ある日から体重が減らなくなった…そんな経験ありませんか？実は、ダイエットにはほとんどの人に訪れる「停滞期」という壁があるんです。この壁に直面してダイエットを挫折する人が多いです。今回はそんなダイエットの関門になる「停滞期」の攻略法をご紹介します！

ダイエット中の停滞期はなぜ起こる？

ダイエットの停滞期が起こる原因はいくつかあります。主な原因は以下の3つです。

ホメオスタシス機能による影響

私たちの体は、体重や体脂肪量を一定に保とうとする「ホメオスタシス（恒常性）」という機能を持っています。これは人間にとって非常に重要な機能で、発汗やふるえによる体温調節や、擦り傷や切り傷が治るのもこの「ホメオスタシス」によるものです。ダイエットによって体重が減ると、体は飢餓状態だと判断し、体重が減りすぎないようにエネルギー消費を抑えようとします。これが、停滞期が起こる原因の一つです。

筋肉量の減少による基礎代謝の低下

アンバランスな食事でダイエットをすることで体重が減ると、筋肉量もいっしょに減ってしまいます。筋肉は脂肪よりも多くのエネルギーを消費するため、筋肉量が減ると消費エネルギーが低下し、同じ食事、運動をしていても体重が減りにくくなります。

ホルモンバランスの変化

女性の場合、生理前になるとプロゲステロンというホルモンが多く分泌されます。プロゲステロンには、水分を溜め込みやすくする作用があり、むくみやすくなったり、食欲が抑えられなくなったりします。一時的ではありますが体重がかなり減りにくくなります。

その他、停滞期を引き起こす要因

他にも停滞期を引き起こす要因はこのようなものもあります。

ダイエット中の停滞期はいつ訪れる？

ダイエット中の停滞期は、人によって異なりますが、一般的には、ダイエット開始から2～3週間後、6～8週間後に訪れたり、体重が1～3㎏減った時に訪れます。体重が2週間以上変わらず、減らないもしくは増えてる場合は停滞期の可能性があります。一度、停滞期に入るといつ終わるかは誰にも分かりません。数週間～数か月にも及ぶので焦らず、落ち着いて自分の生活習慣を見直して終わるのを待つことが重要です。

ダイエット中の停滞期を乗り越える方法

ダイエットの停滞期を乗り越えるためには、以下の方法が有効です。

食事を見直す

カロリー摂取量を調整する

極端にカロリーを制限すると、ホメオスタシスが働きやすくなります。適度なカロリー摂取を心がけましょう。

栄養バランスを整える

タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、必要な栄養素をしっかりと摂取しましょう。

間食を控える

間食はカロリー摂取量を増やすだけでなく、ホメオスタシス機能を働かせやすくなります。

運動を見直す

運動量を増やす

運動量を増やすことで、カロリー消費量を増やし、基礎代謝を上げることができます。

運動の種類を変える

同じ運動ばかりしていると、体が慣れてしまい、効果が出にくくなります。運動の種類を変えてみましょう。

筋トレを取り入れる

筋トレは筋肉量を増やし、基礎代謝を上げることができます。

生活習慣を見直す

十分な睡眠をとる

睡眠不足はストレスホルモンの分泌を増やし、ホメオスタシス機能を働かせやすくなります。

ストレスを溜めない

ストレスは食欲を増進させ、ホメオスタシス機能を働かせやすくなります。ストレス解消法を見つけましょう。

便秘解消に努める

便秘になると、体内に老廃物が溜まり、体重が減りにくくなります。便秘解消に努めましょう。

その他、停滞期を乗り越えるための方法

チートデイを取り入れる

チートデイとは、一日に限り好きなものを好きなだけ食べられる日です。チートデイを取り入れることで、ストレスを解消し、モチベーションを維持することができます。

体重を測る頻度を減らす

毎日体重を測ると、体重の増減に一喜一憂してしまい、ストレスになります。体重を測る頻度を減らしましょう。

モチベーションを維持する

ダイエットは長期戦です。目標を達成できた自分をイメージするなど、モチベーションを維持する工夫をしましょう。

ダイエットの停滞期を乗り越えるためのポイント

焦らずにゆっくりと取り組む

ダイエットは焦らずに、ゆっくりと取り組むことが大切です。

自分に合った方法を見つける

人によって効果的な方法は異なります。自分に合った方法を見つけて、継続しましょう。

継続することが大切

ダイエットは継続することが大切です。一時的に体重が減っても、すぐにリバウンドしてしまう可能性があります。

まとめ

ダイエットの停滞期は、誰にでも訪れる壁です。しかし、焦らずに、正しい方法で取り組めば、必ず乗り越えることができます。この記事で紹介した方法を参考に、ダイエットを頑張りましょう。